日本社会人団体馬術連盟 資格審査会は、通常5月と9月に東京で、12月に関西で開催されます。その年により開催時期や開催場所が異なる場合がありますので、連盟からのご案内をご確認ください。
取得できるグレードの詳細につきましては騎乗者資格制度のページをご覧ください。
《社馬連資格審査会審査要領(B・B'・Cグレード)》
1. 筆記試験
B・B'・C 受験者共に馬術の基礎知識について筆記試験を行います。
出題内容は「日本馬術連盟騎乗者資格B級」程度です。
①馬の馬体名称、毛色、品種、歩法、扶助、馬具、部班運動
②馬スポーツ憲章
③馬の管理
④馬場馬術競技のルール
⑤障害馬術競技のルール
筆記試験の合格基準はB、B'は70%以上を合格とする。
Cは50%以上を合格とする。
2. 実技試験
B・B'・C 受験者共に同一の部班審査を行います。
この審査で50点以上の者が障害の審査に進むことができます。
《部班運動の着眼点》
①正しい姿勢(含むアブミの長さ)とバランス
②ハミ受けの状態
③正しい運歩の維持とリズム
④直線上・曲線上の真直性
《障害飛越審査(障害数8個のコース)の着眼点》
①騎手のバランス
②馬の誘導とペース
③飛越状態
3. 実技試験合格基準
Bグレード:部班・障害審査共に50点以上の者
B’グレード(馬場限定):部班審査で50点以上の者
Cグレード:部班審査で40点以上の者
Dグレード:部班審査で40点未満の者
《社馬連資格審査会審査要領(Aグレード)》
【審査項目】
1.筆記試験
馬術の基礎知識について筆記試験を行います。
出題内容は「日本馬術連盟騎乗者資格B級」程度です。
①馬の馬体名称、毛色、品種、歩法、扶助、馬具、部班運動
②馬スポーツ憲章
③馬の管理
④馬場馬術競技のルール
⑤障害馬術競技のルール
筆記試験の合格基準は、70%以上を合格とする。
2.実技試験
馬場馬術と障害飛越の2種目を実施する。
2種目の合計点の55%以上を合格とする。
配点は馬場馬術 100×0.7=70点、障害飛越80点、合計150点とする。
【実技試験審査方法】
1. 馬場馬術
・別添の審査用紙のJEF A2課目経路を審査する。
・審査員(2~3名)の平均得点率の70%を得点とする。
2. 障害飛越
・コース:H100、W100以下 8障害、9飛越
・形式:基準表Aとするが、通常の採点に加え「誘導の部」「飛越状態の部」に着眼して採点を行う。
・審査:審査を①誘導の部、②飛越状態の部、③通常の部、の3セクションに分けそれぞれ審査する。または、①誘導の部及び飛越状態の部、②通常の部、の 2セクションに分けそれぞれ審査する。誘導の部・飛越状態の部を担当した審査員(2~3名)の平均得点から通常の部の過失点(基準表A)を差し引いた点を得点とする。
【付録】
1. 障害飛越審査の要点
①誘導の部
・障害の中央へ正しく誘導しているか。
・適切な踏切を行っているか。
・適切なペース、リズムで走行しているか。
・走行中、正しい騎乗姿勢が維持されているか。
・走行中、正しい扶助操作を行っているか。
②飛越状態の部
・飛越前、中、後における騎手の安定感。
・前傾は遅れていないか、また、先飛びしていないか。
・拳はゆずられているか。
・着地の際、状態はつっこんでいないか。
・正しい脚の位置は保たれているか。