馬場馬術個別テーマ講習会 開催レポート(2024/8/10-11)

昨年の夏、大変好評だったESJ飯田本校での講習会の第2回目がこの夏休み期間中 8月10日(土)~11日(日)の2日間で開催されました。

ESJ校長 永見一平氏 講師のもと、「ライダーと馬との一体感を高める為の基礎トレーニング」をテーマに、13名(7団体)の方々が参加をしました。

天候には恵まれましたが連日の猛暑で、暑い時間帯の騎乗が少し心配でしたが、

陽差しが遮られるインドアでレッスンしてくださったお陰で、体調を悪くする人もなく、

みんなが騎乗に集中できて、どのグループのレッスンも新鮮で、見る、乗る、共に学びの多い充実した2日間となりました。

初めの永見校長のデモンストレーションでは、 シート=体重 が馬にどのようにかかっているのか、どちらに向かっているのかをライダーが自覚する事の重要性や、馬の上でバランスを見つけるエクササイズをいくつか実践しながらライダー自身がバランスを見つけ、そのバランスがどのように馬に伝わっているかを解説しながら見せてくれました。

速歩では両方の座骨を感じることや、駈歩では、左右の骨盤・座骨の動き(働き)の違いについて、みんなで身体を動かし真似しながら、実際の身体の使い方を学びました。まずはバランスよく乗り、そして自分の骨盤・座骨がどこにあるのか感じる事で、自分自身の真ん中を探す。そして馬と一致し、最終的には馬に影響を与えるという事をお示しいただきでモンストレーションは終了。グループに分かれてレッスンがスタートしました。

 

 

 

 

 

1鞍目は、主にバランスレッスンを中心に様々なエクササイズに挑戦しました。日頃行わない動きで、号令についていくのに必死といった様子でしたが、騎乗後のレクチャーでは、行ったエクササイズの効果について解説をしていただき自分のバランスがどう変わるのか理解を深める事ができました。そして目の前に鞍を用意し、校長自ら鞍に跨って正しい鐙の履き方や身体の使い方を見せてくれました。また骨の模型を使っては、実際に座骨がどのように鞍に接しているのか、座骨の正しい使い方を解説していただきました。

 

 

 

夜の懇親会は、永見校長を囲み受講生全員参加でBBQをしました。

飯田の街が一望できるとても見晴らしのよい馬場の上にテントを構えてくださり、

ウエルカムドリンクのスパークリングや分厚いお肉と新鮮な魚介類で、とても贅沢な

大人BBQを堪能。五輪話や日頃の馬ライフを語りあい交流を深めました。

日が暮れる頃には、ポニーキャンプの子供達がキャンプファイヤーを囲んで歌って踊る姿に目を細め、大人達もうずうずしてきた様子を察知してか、永見校長がウクレレを披露してくださり、みんな自由に歌って踊って大笑いして、大変盛り上がり、とても楽しい時間を過ごしました。

 

 

 

2日目。朝8時から裕子インストラクターのジャイロキネシスからスタート。

ゆっくりの呼吸とやさしい動きで少しづつ身体が目覚めていくのを感じながら、背骨の一つ一つを伸ばし、徐々に筋肉にも働きかけ、頭の先から肢の先まで、自分の身体にすっきりとした張りができ、全身整った状態で2回目のグループレッスンを開始しました。

 

 

 

 

2鞍目は、3~4名の4班に分かれて、それぞれ違った内容でのグループレッスンでした。

永見校長の下乗りで、できあがった馬の動きを体感できた人や、道具を使ったエクササイズでよりシートが深くなるのを体感したグループもありました。難易度の高い、半減脚からの収縮、なめらかな移行をすることで、馬の変化を通じて乗りやすさを感じたグループもありました。本当にバラエティ豊かで正確なご指導で、全員が確実に変化を感じ得る事ができたようです。講習会後のアンケートでは、自分の課題を再認識し解決の道筋をいただくことができた、座骨や座りで馬の動きがこんなにも変わる事を知り目から鱗だった、説明が分かりやすく1人ひとり丁寧な指導をいただけるのがとても嬉しい、といった喜びのコメントがたくさん寄せられました。参加者全員が、また参加したい!の回答でした。

改めまして永見校長の熱心で上質なご指導とスタッフの皆さまのホスピタリティには、

感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございました。

普及委員会

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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